投資にはいくつかの種類があることは以前の記事、「投資の収益と手法」でもまとめました。
今回はそのなかでも人気の高いFXについてまとめました。(この記事は2024年1月段階のものです)
FXとは?
日本では正式には「外国為替証拠金取引」と呼ばれ、「Foreign Exchange(外国為替)」の略でFXという名称で広く浸透しています。
FXは外貨を売買して、その買値と売値の差益を得ることで利益を出します。比較的新しい金融商品です。
最大の魅力は、証拠金として預けた資金にレバレッジ(倍率)をかけて、何倍もの取引が可能なことです。取引額の一部に相当する証拠金を預けことで「外国為替信用取引」を行えるのが大きな特徴です。
FXを始めるためには口座開設が必要
FX取引を行うための最初のステップはFX取引口座を開設することが必要です。
FX取引を行う際にどの証券会社を選ぶかは、スワップポイント(通貨間金利差収益)の高さ、手数料の安さ、取引インターフェースが使の使いやすさ、口座開設数の多さなどから選ぶことをおすすめします。
個人的におすすめな証券会社を掲載しておきます。
こちらから申し込みを行い、必要な情報を入力、書類の提出を行い、審査を経て開設となります。
開設までには若干の時間がかかります。
どのように利益がでるのか
FXで利益を出すためには、「買った通貨ペアを売る」場合と「売った通貨ペアを買い戻す」ことで利益を出すことができます。
例えば、「米ドル/円」の通貨ペアで、「1ドル=130円」を1万通貨分で買ったとします。
その後、1ドル=132円に値上がりし段階で1万通貨分を売却したとすると、2万円の利益となります。
一方で、1ドル=128円に値下がりした段階で1万通貨を売却すると、2万円の損失となります。
つまり、安く買ったものを高くうることで利益を出しています。下の図のようなイメージです。
FXの良いところは売りポジションから入ることもできる点です。
「1米ドル=130円」で1万通貨を売却し、128円まで安くなった段階で買い戻すことで、2万円分の利益を出すことができます。
買いポジションから入る場合は、「安く買って、高く売る」ことになります。
売りポジションから入る場合は、「高く売って、安く買う」ことになります。
安く買って、高く買うことに変わりはありませんが、そのタイミングが逆になるイメージです。
この取引に際し、レバレッジをかけて取引することができます。2倍のレバレッジを掛けると、4万円の利益、4倍レバレッジでは8万円の利益となります。
ただし、注意しなければいけないのは損失が出た場合にもその損失にもレバレッジが掛かってしまう点です。
そのために、「証拠金」を証券会社に預けて取引を行うのですが、証券会社によってはこの証拠金の範囲内で自動的に損切りをしてくれる証券会社もあります。
ですが、初心者の間は低いレバレッジ(倍率)で取引することを推奨します。慣れてきたら倍率を変えていくとよいです。
日米金利差の大きい今がチャンス「スワップポイント」
FXには為替差による利益を狙う以外に、スワップポイントで利益を得るという方法もあります。
スワップポイントとは、2国間の金利差によって受け取ることのできる利益です。
例えば、現在の米国金利は5.5%、日本の金利は-0.1%で日米金利差は5.60%となります。
スワップポイントは証券会社によって変わりますが、2024年1月段階でのスワップポイントは多くの証券会社が「220前後」となっています。
これは1万ドル(約148万円)を持っていると、1日あたり220円のスワップポイントがもらえることになります。1年間で考えると80,300円のスワップポイントがもらえることになります。
FXは一見ギャンブル性が高いように思われますが、金利差を利用して利益を出すということもできます。
また、レバレッジをかけてこのスワップポイントを獲得することもできます。
米国経済の底堅さがあらわになっている現在(2024年1月時点)では、ドル高が続くことが見込まれますから、絶好のタイミングと言えます。
最後に
当該記事は投資行動を促すものではありません。
あくまでFX投資を始めたいという方に向けての情報提供です。
すべての投資は元本割れのリスクが伴います。
投資の最終決定についてはご自身の判断で行ってください。
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